採用ノウハウ

STAR面接(行動面接)とは?メリットや実施のポイント、質問例を紹介

STAR面接(行動面接)とは?STAR面接のメリットや実施のポイントを紹介

 

Web面接の浸透により利便性が向上したものの、採用ミスマッチの懸念が高まっています。とはいっても、どのような採用活動をすれば採用ミスマッチを防止できるかわからないですよね。

ここでは、採用ミスマッチの防止や早期離職防止の手段として注目されているSTAR面接の内容やメリット、実施ポイントなどについて解説するほか、他の選考方法と組み合わせることでSTAR面接をより有効活用する方法方法をお伝えします。

この記事でわかること

  • STAR面接(行動面接)とは
  • STARメソッドとは
  • STAR面接のメリット・デメリット
  • STAR面接で実施する質問例
  • STAR面接実施時のポイント

 

目次

STAR面接(行動面接)とは?

行動面接ともいわれるSTAR面接は、どのようなメソッドなのでしょうか?

ここでは、STAR面接のメソッドの内容や企業例、目的を紹介します。

 

STARメソッドとは

STAR面接とは?STARメソッドとは行動面接の一種で、限られた時間の中で、求職者の本質に迫ることのできるメソッドです。

「Situation :状況」「Task:課題」「Action:課題」「Result:結果」の4つの頭文字、「S・T・A・R」を取ってSTARと呼ばれています。

【STARとは】

  • (S)Situation…行動時は、どんな状況だったか
  • (T)Task…その状況でどんな課題があったか
  • (A)Action…課題に対して具体的にどう行動したか
  • (R)Result…行動した結果はどうだったか

面接で過去の行動を「4つの視点」で掘り下げることで、採用候補者の思考プロセスや行動特性を知ることができるのです。

 

GoogleやAmazonの採用面接でも実施されている

外資系企業の採用面接でも実施Googleでは、予め決められた評価基準や質問項目を用いた構造化面接を実施しています。構造化面接は、「行動についての質問」と「仮説に基づく質問」の2種類があり、同社は、行動についての質問検証にSTAR面接を活用しています。

詳しくは、以下のページを参考にしてください。

参考:Google re:Work - ガイド: 構造化面接を実施する

 

Amazonでは、行動に基づいた質問をすることが面接官に根付いており、同社の規範となる「Leadership Principles」を面接ガイドにしながら、STAR面接を活用しています。

詳しくは、以下のページを参考にしてください。

 参考:Amazon jobs 対面面接

 

STAR面接(行動面接)を実施する目的は?【採用ミスマッチ防止につながる】

STAR面接実施の目的STAR面接は、過去の行動を4つの視点で掘り下げて、採用候補者の思考プロセスや行動特性、人柄を見極めます。

この見極めによって、採用候補者が採用企業でパフォーマンスを発揮できるかなど、採用企業と採用候補者の相性を測るのです。

 

STAR面接(行動面接)を実施するメリット・デメリット

STAR面接実施のメリット次に、STAR面接を実施するメリット・デメリットを解説します。

STAR面接のメリット・デメリットは以下のとおりです。

【STAR面接のメリット・デメリット】

  • STAR面接のメリット1:採用候補者の人柄・価値観を的確に把握できる
  • STAR面接のメリット2:採用候補者自身が気づいていない人柄を把握できる
  • STAR面接のメリット3:採用候補者の嘘を見抜くことができる
  • STAR面接のデメリット:例外的な質問をできない

順に解説していきます。

 

STAR面接(行動面接)のメリット1:採用候補者の人柄・価値観を的確に把握できる

STAR面接実施のメリット_人柄・価値観を的確に把握STAR面接は、過去の行動を4つの視点で、流れに沿って深掘りしていく手法であるため、採用候補者は流れの過程で考えながら回答をします。

そのため、本来の考えに沿った回答を得やすく、採用候補者の人柄・価値観を的確に把握できるのです。

 

STAR面接(行動面接)のメリット2:採用候補者自身が気づいていない人柄を把握できる

STAR面接実施のメリット_候補者自身が無自覚な人柄まで把握STAR面接の4つの視点で構造的に質問していくことで、採用候補者自身、自己理解を進めることができます。

自己理解が進むことにより、採用候補者自身が気づいていない人柄を窺い知ることができるでしょう。

 

STAR面接(行動面接)のメリット3:採用候補者の嘘を見抜くことができる

STAR面接実施のメリット_嘘を見抜く採用候補者は、自身をよく見せようと経験や実績を偽ることがあります。

採用候補者が経験や実績を偽っている場合、STAR面接で深掘りすると採用候補者は取り繕えないことか大半で、嘘を見抜くこと可能となります。

 

STAR面接(行動面接)のデメリット:例外的な質問をできない

STAR面接実施のデメリットSTAR面接は、予め定めた評価基準・質問項目で面接を実施し、同じ基準で採用候補者を評価する仕組みのため、例外的な質問をすることができません。

例外的な質問をしてしまうと、他の採用候補者と公平な評価基準で評価を実施することができなくなるため、例外的な質問をしないように面接官に徹底することが不可欠です。このデメリットを補完するために、他の選考方法も組み合わせることも必要でしょう。

 

STAR面接(行動面接)の質問例【項目別】

行動面接(STAR面接)の質問STAR面接は、採用候補者の過去の行動に対し、4つの視点に基づいて流れに沿って質問をしていくことが必要です。

とは言っても、具体的にどのような質問をすれば良いのかわからない方が多いでしょう。

ここでは、STAR面接の質問例を項目別に紹介します。

 

STAR面接(行動面接)の質問例1:Siituation(状況)に関する質問例

行動面接(STAR面接)の質問_状況状況に関する質問例は以下のとおりです。

【Siituation(状況)に関する質問例】

  • 「あなたが困難を乗り越えた経験を教えてください」
  • 「そのときの組織体制・チームはどういう構成でしたか?」
  • 「そのときの困難な状況を詳しく教えてください」

質問項目を「困難を乗り越えた経験」に統一した場合、最初に経験の内容、次に体制、さらに状況の詳細、というように次第に深掘りして聞いていきます。

深掘りしていくなかで、気になった事項も適宜質問していきましょう。

 

STAR面接(行動面接)の質問例2:Task(課題)に関する質問例

行動面接(STAR面接)の質問_課題課題に関する質問例は以下のとおりです。

Task(課題)に関する質問例

  • 「困難を乗り越える課題はどのようなことでしたか?」
  • 「課題に対して、自身のスキル・長所をどのように活かしましたか?」
  • 「チームにおける自身の役割・立場を教えてください」

直面した課題の内容、課題に対するスキル・長所の活用度、自身の役割・立場というように深掘りしていきます。

たとえば、リーダーであるならば、具体的にどのような役割を担っていたのかなどを掘り下げて質問していくのです。

 

STAR面接(行動面接)の質問例3:Action(行動)に関する質問例

行動面接(STAR面接)の質問_行動行動に関する質問例は以下のとおりです。

Action(行動)に関する質問例

  • 「課題を解決するために、チームに働きかけたことを教えてください」
  • 「それを働きかけた理由を教えください」
  • 「自身のスキル・長所をどのように発揮しましたか?」

課題解決に向けたチームへの貢献、取り組む理由、スキル・長所の発揮度というように深掘りしていきます。

考え方や自身のスキル・長所をどのように発揮したかを深掘りしていくことで、採用企業との相性を測りましょう。

 

STAR面接(行動面接)の質問例4:Result(結果)に関する質問例

行動面接(STAR面接)の質問_結果結果に関する質問例は以下のとおりです。

Result(結果)に関する質問例

  • 「課題に取り組んだことによって、困難をどの程度乗り越えましたか?」
  • 「困難を乗り越えたことによって、何を得ましたか?」
  • 「この課題に対する反省点はありますか?」

課題の解決度合い、取り組みによって得たもの、反省点など深掘りしていきます。

特に、反省点を深掘りしていくことで、失敗を糧に改善していく思考があるかなどを見極めることもポイントです。

 

STAR面接(行動面接)実施時のポイント

コンピテンシー面接活用のポイント複数の面接官がSTAR面接を実施するには、留意しなければならないポイントがあります。

ここでは、STAR面接実施時のポイント3つを説明します。

【STAR面接(行動面接)実施時のポイント】

  • STAR面接のポイント1:求める人物像や評価項目を明確に定める
  • STAR面接のポイント2:圧迫面接のようにならないようにする
  • STAR面接のポイント3:他の選考手法も組み合わせて実施する

順に解説していきます。

 

STAR面接(行動面接)のポイント1:求める人物像や評価項目を明確に定める

コンピテンシー面接活用のポイント_評価横目を明確に複数の面接官がSTAR 面接を実施するには、各々の面接官が同じ視点で採用候補者を評価する必要があります。

同じ視点で評価するために採用企業の求める人物像を明確化し、それに応じた評価項目と評価基準を明文化するのです。

 

STAR面接(行動面接)のポイント2:圧迫面接のようにならないようにする

コンピテンシー面接活用のポイント_圧迫面接にならないように採用ミスマッチを防止することが目的となるSTAR面接。

STAR面接は質問を掘り下げて質問していくため、採用候補者にとって圧迫面接と感じられることもあります。

採用ミスマッチ防止が目的であることを念頭に、圧迫面接のような接し方をしないようにSTAR面接に取り組むことを面接官に教育することも必要でしょう。

 

STAR面接(行動面接)のポイント3:他の選考手法も組み合わせて実施する

コンピテンシー面接活用のポイント_異なる選考手法も組み合わせるSTAR面接は、予め準備された質問に沿って実施していくため、採用候補者の知らない一面があるほか、場合によっては、経歴の誇張や詐称を見抜くことができないこともあります。

リファレンスチェックを組み合わせることで、採用候補者をよく知る人物からヒアリングするため、経歴誇張・詐称を察知できるほか、面接では知ることができない採用候補者の一面を把握することができます。

以下の記事では、リファレンスチェクのメリットや実施方法を詳しく説明していますので参考にしてください。

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[STAR面接(行動面接)のメリットとSTAR面接実施のポイントまとめ

STAR面接は、過去の行動を4つの視点に掘り下げて流れに沿って質問していくことで、採用候補者の思考プロセス、行動特性を的確に把握できるメソッドです。

これによって、採用候補者がパフォーマンスを発揮できるかなど、相性を測ることによって採用ミスマッチを防止する目的で実施しますが「評価基準・評価項目を明確に定める」「圧迫面接のようにならないようにする」ことがポイントです。

また、「リファレンスチェック」を組み合わせることによって「面接で知ることができない一面の把握」「経歴詐称・誇張の察知」が可能です。採用ミスマッチ防止の取り組みとして、STAR面接とリファレンスチェックを組み合わせて有効に選考活動に取り組みましょう。

 

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  • この記事を書いた人

『Parame Magazine』編集部

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