リファレンスチェック

リファレンスチェックはアルバイト・パート採用にも実施できる?具体例をご紹介!

リファレンスチェックはアルバイト・パート採用にも実施できる?実施すべき例3選

リファレンスチェック導入を検討している採用企業の中には「アルバイト・パート採用にも実施できる?」という疑問を持っていることも多いでしょう。

また、アルバイトやパートの採用は、正社員の採用よりも採用コストをかけないことが多いため、リファレンスチェックは必要でないと感じるかもしれません。

そこで今回は、リファレンスチェックをアルバイト・パート採用で実施するメリットや実施する流れ、注意点などを解説します。

この記事でわかること

  • リファレンスチェックとは
  • リファレンスチェックが認知・許容されている割合
  • リファレンスチェックのメリット
  • アルバイト採用でのリファレンスチェックの実施可否
  • アルバイト採用でのリファレンスチェックの導入事例

 

リファレンスチェックとは?

リファレンスチェックとは?リファレンスチェックとは、面接や書類では確認できない候補者の情報を、候補者をよく知る第三者(推薦者)に聞き出して採用選考の判断材料とすることをいいます。

候補者の同意の上で実施され、推薦者は前職の同僚や上司が指定されることが多いです。

 

以下の記事では、リファレンスチェックのメリットや実施方法、質問内容を詳しく解説しています。

リファレンスチェックとは?【採用企業向けに徹底解説】
リファレンスチェックとは?質問内容・メリット・実施方法を解説!

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リファレンスチェックを認知・許容している候補者の割合

候補者のリファレンスチェックへの理解度日本国内の労働者はリファレンスチェックをどの程度認知し、どの程度実施を許容しているのでしょうか。

ここではリファレンスチェックの認知度や許容度について解説します。

 

リファレンスチェックを認知している割合は2割

候補者のリファレンスチェックへの理解度_2割ディップ株式会社の調査によると、日本国内においてリファレンスチェックを就労経験者が認知している割合は2割程度です。

【リファレンスチェックの認知率】

  • 内容を把握している:3.6%
  • 内容は把握していないが、聞いたことはある:16.6%

この結果から、リファレンスチェックは日本国内ではまだ浸透しているとはいえません。

 

リファレンスチェックを許容している割合は8割以上

候補者のリファレンスチェックへの理解度_8割日本国内においてリファレンスチェックの認知率は低いですが、許容率は8割を超えています。

【リファレンスチェックの許容率】

  • 自分自身への承諾がなくとも許容する:1割
  • 自分自身に承諾を取ってもらえれば許容する:7割以上

この中でもとくに10代、20代は許容する割合が高い傾向にあります。

また正社員、契約社員、公務員・団体職員は派遣社員・アルバイト・パートよりも許容の割合がやや高い結果です。

参考:リファレンスチェック8割以上が許容!期待は自身が把握していない強みが伝わること|ディップ総合研究所|アルバイト・パート・派遣・正社員の人材募集や採用、育成に活かせる記事をお届け

 

採用企業がリファレンスチェックを実施するメリット3選

リファレンスチェックを実施するメリット採用企業がリファレンスチェックを実施するメリットは、3つ挙げられます。

【リファレンスチェックを実施するメリット】

  • 経歴詐称を防止できる
  • 採用ミスマッチを防止でき
  • 候補者を客観的視点で評価できる

それでは、ひとつずつ解説します。

 

メリット1:経歴詐称を防止できる

リファレンスチェックを実施するメリット_経歴詐称を防止リファレンスチェックの実施により、候補者の経歴詐称を見抜くことが可能です。

前職での実績や業務内容、個人情報は候補者の自己申告である以上、すべて事実であるとは限りません。

前職・現職の推薦者にヒアリングを行えば、候補者の経験やスキルなどの真偽を確かめることができるため、安心です。

 

メリット2:採用ミスマッチを防止できる

リファレンスチェックを実施するメリット_採用ミスマッチを防止リファレンスチェックを通じて、採用企業は採用のミスマッチを防止することができます。

面接で見抜けない候補者の新たな強みやネガティブな部分など、多角的な情報や評価を推薦者から得られるからです。

社内の雰囲気に馴染めそうか、スキルを発揮できそうかなど入社後のイメージも掴みやすくなるでしょう。

 

メリット3:候補者を客観的視点で評価できる

リファレンスチェックを実施するメリット_客観的視点で評価可能リファレンスチェックの実施により、候補者に対して客観的な評価が可能です。

面接と書類のみの選考では、どうしても採用担当者の主観で評価してしまう部分があります。

第三者からの意見を取り合えることで、これまで得られなかった情報をもとにして判断でき、公平性を保った採用活動ができようになるでしょう。

 

リファレンスチェックはアルバイト・パート採用でも実施できる?

リファレンスチェックバイト採用での実施結論から言うと、リファレンスチェックはアルバイトやパート採用でも実施できます。

とはいえ業務量は少なく勤務時間も短いため、正社員採用ほどの選考材料が必要ないケースも多くあります。また、アルバイト・パート採用では候補者を推薦する第三者が見つかりづらいため、実施されない場合もあります。

以下では、どのようなアルバイト・パート採用でリファレンスチェックを実施すべきか解説します。

 

リファレンスチェックを実施すべきアルバイト・パート採用3選

リファレンスチェックを実施すべきバイト採用例アルバイトやパートでリファレンスチェックが実施されるのは、以下のようなケースです。

【リファレンスが実施されるケース】

  • 給与の高いアルバイト・パートの場合
  • スキル・経験が必要なアルバイト・パートの場合
  • 金融業界・警備業界など信用重視の業界・企業の場合

順に解説していきます。

 

実施例1:給与が高いアルバイト・パートの場合

リファレンスチェックを実施すべきバイト採用例_給与が高い給与が高いアルバイトやパートの場合は、リファレンスチェックが実施されるケースが多いといえます。

採用企業は人件費を無駄にしないように、必要な人材を確実に採用したいと思っているためです。

また、給与が高めに設定されているということは、それなりのスキルや実力が求められる重要な業務だと考えられます。

採用企業の成長や業務に大きく影響する人材だといえるので、採用ミスマッチが起こらないようリファレンスチェックを実施する企業が多いです。

 

実施例2:スキル・経験が必要なアルバイト・パートの場合

リファレンスチェックを実施すべきバイト採用例_スキル・経験が必要スキルや経験が必要とされる場合にも、リファレンスチェックは実施されます。

スキル・経験が求められる仕事において、入社前後でミスマッチが生じてしまうと、採用コストが無駄になるだけでなく、業務が遂行できないためです。

客観的な情報や評価をもとに、適切な判断ができるようリファレンスを活用する場合があります。

 

実施例3:金融業界・警備業界など信用重視の業界・企業の場合

リファレンスチェックを実施すべきバイト採用例_信用重視の業界金融業界や警備業界など信用を第一としている企業でも、リファレンスチェックは実施されます。

リファレンスチェックの第三者からの情報をもとに、「トラブルを起こす可能性はないか」を明確にします。

信用できるかどうかが判断基準となるこのような職種では、リファレンスチェックは有効性が高いと考えられるでしょう。

 

リファレンスチェックを実施する流れ

リファレンスチェックを実施する流れリファレンスチェックは、採用企業からの電話やメール、リファレンスチェック専門サービスで実施されます。今回は、リファレンスチェック専門サービスを利用した場合の実施方法を解説します。

リファレンスチェックの流れは、以下の5ステップです。

【リファレンスチェックの実施方法】

  1. 採用候補者にリファレンスチェック実施の説明・合意を得る
  2. リファレンスチェックで実施する質問を決める
  3. 採用企業から採用候補者にリファレンスチェックの案内を送る
  4. 採用候補者が推薦者にリファレンスチェックの依頼をする
  5. リファレンスチェックを実施する

リファレンスチェックの実施方法については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

リファレンスチェックの実施方法・具体的なやり方とは?【実施のメリットや質問内容も解説】
リファレンスチェック実施方法を手法別に解説【メール・電話・Webサービス】

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リファレンスチェック実施時の注意点【違法性は?】

リファレンスチェックは、候補者の同意がなければ実施できません。

これは個人情報保護の観点によるもので、本人の知らないところで情報が交換されてはいけないという法律があるからです。

また内定後のリファレンスチェックでは、重大な理由がない限り内定を取り消すことはできません。

リファレンスチェックの違法性については、以下の記事をご覧ください。

リファレンスチェック実施時の違法性を徹底解説【採用候補者の経歴詐称を見抜くため秘密裏に行うと…!?】
リファレンスチェック実施時の違法性は?候補者の同意なく勝手に実施できる?

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リファレンスチェックをアルバイト・パート採用で実施する場合のまとめ

今回はアルバイト・パート採用におけるリファレンスチェックの有効性について解説しました。

勤務時間や業務内容は正社員より少ないですが、候補者の情報を少しでも把握しておくことで採用ミスマッチなどのリスクを抑えられます。

とくに給与が高く設定されている場合やスキルや実力を求められている場合、信用に関わる金融や警備関係の職種だとリファレンスチェックは実施されているケースは多いと考えられます。

ただし通常のリファレンスチェックと同様、候補者の同意を得ずに実施したり内定を取り消したりすると違法にあたる可能性があるので注意が必要です。

適切なプロセスでリファレンスチェックを実施し、自社に必要な人材を確実に採用できるように積極的に活用していきましょう。

 

リファレンスチェックはメリットや注意点を理解した上で実施しよう

リファレンスチェックは経歴詐称や採用ミスマッチに有効な採用調査ですが、導入前にはいくつか留意することがあります。

弊社では、リファレンスチェックでよくある疑問や注意点をまとめた資料もご用意しております。

  1. 3年以内の離職率が高い
  2. 採用後のミスマッチが多い
  3. 経歴詐称か確認したい

具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

リファレンスチェック完全攻略ガイド_まとめ直下

アルバイト・パート採用のリファレンスチェックなら「Parame Recruit」

リファレンスチェックは実施の流れや準備が煩雑であるため、多くの企業が専門のオンラインサービスを導入しています。

なかでも、リファレンスチェック専門サービス「Parame Recruit」なら、リファレンスチェック実施に必要な機能がすべて揃っているため、はじめてでも安心です。

Parame Recruitの特徴は以下のとおりです。

【リファレンスチェック専門サービス「Parame Recruit」】

  • 経済産業省・JETROから優秀事業として認定
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  • 価格は1回あたり1万円〜と導入しやすい価格

他社の場合、リファレンスチェックを短期間に数多く実施することを想定した価格設定ですが、Parame Recruitなら低価格かつ単発で利用できるため、柔軟な運用が可能です。

実施の頻度が不定期かつ低コストで採用するアルバイト採用に最適といえるでしょう。

アルバイト採用やリファレンスチェックがはじめての採用企業様は、ぜひParame Recruit の導入をご検討ください。

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  • この記事を書いた人

『Parame Magazine』編集部

株式会社Parame『Parame Magazine』編集部。多くの企業の採用支援や副業マッチングサービス運営の経験をもとに、人事・採用領域に携わる皆様のお役に立てるメディア・情報発信をしていきます。

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